LRT車両基地で初の見学会 子どもたちに大人気 制服姿で「出発進行」 フォーカスLRT元年⑰

制服を着てLRTの運転席に座り、喜ぶ子どもたち=20日午後1時25分、宇都宮市下平出町

 次世代型路面電車(LRT)に愛着を持ってもらおうと、運行会社の宇都宮ライトレールは20日、宇都宮市下平出町の車両基地の見学会を初開催した。子どもたちは制服を着て運転席に座り「出発進行」と合図するなどし、目を輝かせた。

 乗客からの見学の要望などを受けた試みで、同社は月1回程度、開催する方針。初回は定員90人に対して900人の応募があり、60人分増枠された。

 この日は3回に分けて開かれ、県内外の家族連れや鉄道ファンが駆け付けた。参加者は興味津々の様子で基地に並んだ列車に乗車。続いて車両整備用クレーンや転車台がある検修庫を見学スペースから眺めた。

 家族4人で参加した同市ゆいの杜(もり)5丁目、幼稚園年長坂牧颯真(さかまきそうま)ちゃん(6)は「毎日、見ているLRTの運転席に座れて楽しかった」と興奮気味に話した。

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