第70回郡市対抗県下一周駅伝 26日号砲 ラストレースへカウントダウン

 第70回郡市対抗県下一周駅伝は26~28日の3日間、長崎市茂里町の長崎新聞社前を発着点とする42区間407.3キロのコースで行われる。コロナ禍前の2020年以来4年ぶりの開催で、長崎新聞社の主催事業としては最後となる。数々の熱走ドラマを紡いできた“県下一周”のラストレースを飾るにふさわしい名ランナーたちが各チームに名を連ねている。
 正月の箱根駅伝組は西彼・西海から小林大晟(帝京大)、佐世保から山本羅生(立大)の2人がエントリー。昨年9月の日本学生対校選手権1500メートル王者の後田築(順大)も諫早でメンバー入りした。箱根駅伝のコース間違いで一躍有名になった寺田夏生(皇学館大駅伝部監督)も西彼・西海から10年ぶりに出場を予定している。出場20回を超える壱岐の川下和明(郷ノ浦町漁協)、平戸の末吉範平(佐世保市交通安全協会)、松田憲二(陸自大村)ら、ベテラン勢の力走も楽しみだ。
 レースは第68、69回大会を連覇した大村・東彼、大学生を中心に若い力がそろった西彼・西海、最多30度の優勝を誇る長崎、第9回大会以来の優勝を狙う佐世保あたりが先頭を争う展開か。対馬は過去最高の5位超えを射程圏内に捉え、諫早は中高生が有力。島原半島、五島、北松・松浦、壱岐、平戸も本番に向けて最終調整に入っている。
 最後の大会に向けたカウントダウンが始まった。

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