「能登半島地震の被災地に支援を」京都の中学・高校生が募金呼び掛け

能登半島地震の被災地への寄付を呼びかける生徒たち(京都府京丹波町須知・道の駅丹波マーケス)

 能登半島地震の被災地を支援しようと、京都府京丹波町の中学・高校生たちが、京丹波町須知の道の駅丹波マーケスで募金を呼びかけた。

 須知高校(同町豊田)の生徒会役員らが「被災地の力になれないか」と募金活動を計画し、町内の全ての小中学校にも協力を求めた。1月17日の活動には、同高校と蒲生野、瑞穂、和知の3中学校の生徒会役員ら計15人が参加した。

 生徒たちは店内や入り口付近に立ち、「能登半島地震への募金にご協力お願いします」と大きな声で買い物客に呼びかけた。町のキャラクター「京丹波 味夢くん」と能登地方のキャラクターなどをあしらった募金箱を手作りした学校もあり、訪れた人たちの目を引いていた。

 同高校生徒会の2年山内元さん(17)は「町内の学校が協力してくれたおかげで実現した活動。義援金が被災地の復興の一歩につながってほしい」と、被災者を思いやった。

 集まった義援金は、町から日本赤十字社を通じて被災した自治体に寄付される。

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