今まで数十万匹見てきたけど…漁師びっくりの白ナマコ 福井県高浜町の海で発見、施設で展示

福井県高浜町の海で見つかった白いナマコ=1月18日、福井県海浜自然センター

 福井県高浜町の海から“珍客”―。福井県海浜自然センター(若狭町)で漁師が見つけた白色のナマコが展示されている。職員は「発見は数年に一度のレベル。珍しい」と話している。

 高浜町の青戸の入江で1月17日にナマコ漁をしていた小幡隼平さん(31)が発見した。「今まで数十万匹見てきたけれど白色は初めて。驚いてネットで調べたら、自分はすごいものを取ったんだという気持ちになった」と小幡さんは振り返る。

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 センターによると、体長約15センチで、マナマコの一種。一般的な色は黒や青、赤で、色素に異常が発生し、白くなったとみられる。

 18日からセンターの水槽に入れられ、家族連れらが珍しいナマコに興味を示していた。3歳の女の子は「白くてかわいい」とじっと見入っていた。職員は「白くて愛らしい。ぜひ多くの人に見に来てもらいたい」と話している。

 センターは休日を除く月曜休館。1月29日から2月中旬までは臨時休館となる。

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