[出雲崎町長選挙2024・新潟]前町議の仙海直樹氏が大差で初当選、投票率73.42%で過去最低 全国最高齢の小林則幸町長が後継指名

初当選が決まり、現職小林則幸町長(左)らと万歳する仙海直樹氏(中央)=1月21日午後8時30分過ぎ、出雲崎町尼瀬

 任期満了に伴う新潟県の出雲崎町長選は1月21日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前町議の仙海直樹氏(52)が、無所属新人で前町議の小黒博泰氏(56)を大差で破り、初当選を果たした。投票率は73.42%で、最後に選挙戦となった2008年の82.27%を8.85ポイント下回り、過去最低を更新した。

 全国最高齢首長で現職9期目の小林則幸町長(90)が引退するため、36年ぶりに町の新たなトップを選ぶ選挙となった。町民は小林町長から後継と指名され、現町政の継続、拡充を掲げた仙海氏を選んだ。

 3回連続で無投票が続き、16年ぶりとなった選挙戦で仙海氏は人口減少を最重要課題に挙げ、自主財源の確保策として「ふるさと納税10倍」などを訴えた。小林町長に加え、8人いる町議のうち5人の支持を取り付ける厚い陣営で臨んだ。

 出雲崎町尼瀬の事務所には1月21日午後8時前、当選確実の一報が入った。仙海氏は支援者を前に「皆さまと一緒に新しい出雲崎をつくりたい」とあいさつ。取材に対し「ふるさと納税に力を入れ、人口増加につなげたい」と意気込んだ。

 小黒氏は町営の農業法人の設立を掲げるなどしたが、及ばなかった。

▽当日有権者数 3536
▽投票者数   2596
▽投票率  73.42%
▽無効       18
▽不受理       1

開票・結果速報はこちら

◇出雲崎町長選開票結果(選管最終)

当 1、756 仙海直樹 52 無新(1)
    821 小黒博泰 56 無新
※かっこ内の数字は当選回数

【仙海直樹氏略歴】かっぽう経営(町議、議長、副議長、会社員)大門。新潟調理師専門学校卒。

▼合わせて読みたい

* [立候補者や訴えを詳しく知る](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/345444) * [出雲崎町長選挙の記事をもっと見る](https://www.niigata-nippo.co.jp/search?fulltext=%E5%87%BA%E9%9B%B2%E5%B4%8E%E7%94%BA%E9%95%B7%E9%81%B8%E6%8C%99) * [市町村長選挙に関する記事一覧はこちら](https://www.niigata-nippo.co.jp/category/news-original/%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E9%95%B7%E9%81%B8) * [市町村議会議員選挙に関する記事一覧はこちら](https://www.niigata-nippo.co.jp/category/news-original/%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E8%AD%B0%E9%81%B8) * [特集ページ「新潟の選挙」](https://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo)

© 株式会社新潟日報社