富山県氷見市・高岡市で依然37人避難 能登半島地震(1月21日発表)

 富山県が21日発表した能登半島地震に関する避難・被害状況で、午後1時時点の避難者数は氷見市と高岡市で計37人となっている。地震発生から22日で3週間となるが、多くの被災者が壊れた住宅の修理などの問題を抱えており、影響は長期化している。

 避難者は氷見市の2施設で23人、高岡市の2施設で14人。氷見市は前日から1人増えた。同市の避難所は23日で閉鎖となることが決まっている。

 住宅被害の件数は前日から変わらず、全壊23件、半壊97件、一部破損3220件、程度不明899件の計4239件。

 各自治体が住宅被害の確認を進めており、15日に富山市で2件、17日には小矢部市で5件の全壊が判明。この1週間で計1309件増えた。

 人的被害は47人で前日と変わらなかった。

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