エビやカニ…川で見つけた「黒潮ライダー」 佐伯市の番匠おさかな館で特別展【大分県】

「普段はなかなか見られない生き物を展示しています」と来館を呼びかける担当者=佐伯市弥生の道の駅やよい・番匠おさかな館

 【佐伯】佐伯市弥生の道の駅やよい・番匠おさかな館で、黒潮に乗って佐伯にやって来た川の生き物を紹介する特別展「黒潮ライダー」が開かれている。5月12日まで。

 同館によると、同市には夏から秋にかけ、黒潮に乗って海や川で暮らすさまざまな生き物が運ばれてくる。昨年、市内の河川などで例年より多くの種類が確認できたため、特別展を開くことにしたという。

 職員が取ったエビやカニ、タツノオトシゴの仲間など33種類を展示。中には県内での捕獲例が4件しかないヨウジウオの仲間も。手作りのパネルも掲示し、黒潮について詳しく学ぶことができる。

 担当者は「海を旅してやって来た珍しい生き物を、家族で見に来てほしい」。

 入館料は中学生以上300円、小学生以下200円。3歳以下無料。問い合わせは同館(0972.46.5922)。

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