3Dプリンターでものづくりの未来描く 山形で中高生対象に科学体験プログラム

3Dフードプリンター(右)で最先端の研究に触れた中高生たち=山形市・やまがたクリエイティブシティセンターQ1

 中高生を対象にした科学体験プログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス」が21日、山形市のやまがたクリエイティブシティセンターQ1で行われ、科学者の卵たちが、最先端の3Dプリンターでものづくりと食の未来を描いた。

 山形大大学院理工学研究科の古川英光教授と小川純准教授、国際的に活躍するフレンチシェフ・杉崎宏さんの3人が講師を務めた。県内外の13人が参加し、ゲル状のクラゲを模した物体を試作したり、3Dに時間軸を加えた4D印刷の可能性を考えたりした。

 3Dフードプリンターの実演も行われ、すしネタのエビそっくりの食品が“印刷”された。白とだいだい色のしま模様や尾の形が細かく再現され、天童高3年玉ノ原昊軌さん(18)は「うまそう」と、よだれを垂らさんばかりに目を輝かせていた。

© 株式会社山形新聞社