【早出し】道の駅、まるで水族館 「やまがた蔵王」で映像投影イベント

魚など水中を泳ぐ動物たちの映像が投影され、来場者が幻想的な空間を楽しんだ=山形市・道の駅「やまがた蔵王」

 道の駅が水族館に-。山形市の道の駅「やまがた蔵王」で20日、イベントホールの壁や天井に魚などの映像を投影するイベント「ヤマガタ★ヒーリングムービープロジェクト」が行われ、来場者が神秘的な空間を楽しんだ。

 山形市による「やまがた冬の芸術祭」の一環で、昨年12月にオープンした同駅を拠点ににぎわいを創出しようと初めて企画した。市南部児童遊戯施設「シェルターインクルーシブプレイス コパル」で使用している人気の映像を“出張上映”。広さ約370平方メートルの樹氷ホールを会場に、クラゲやペンギン、色鮮やかな魚たちが泳ぐ様子を映し出した。

 まるで本物の生き物たちに囲まれた空間となり、訪れた子どもたちは大喜び。映像をスマートフォンで撮影する来場者が多く、山形市五日町の志村桃奈さん(29)は「とてもきれいで楽しめる企画」と話した。蔵王など本県の自然や風景の美しさをPRする映像も投影した。

魚など水中を泳ぐ動物たちの映像が投影され、来場者が幻想的な空間を楽しんだ=山形市・道の駅「やまがた蔵王」

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