甘~い香りでお出迎え 秩父エリアに「イチゴシーズン」 今年は甘くて大きな実に 埼玉オリジナル品種も

甘い香りが広がる内田農園=19日、埼玉県秩父市寺尾

 埼玉県秩父地域に本格的なイチゴシーズンが到来した。JAちちぶいちご部会の観光イチゴ園(32農園)が今月から順次開園。ビニールハウス内で、真っ赤に熟した果実が甘い香りを漂わせ、観光客を迎えている。

 秩父地域では、県オリジナル品種「あまりん」「かおりん」などのイチゴを740アールの敷地で栽培している。開園時期は6月中旬ごろまでで、食べ放題(30分間)料金の目安は、小学生以上が1500~2千円、小学生未満が900~1200円。

 秩父市寺尾の内田農園は、高設栽培で「あまりん」「紅ほっぺ」などを栽培。園主の内田晃司さん(45)は「今年は比較的暖冬だが、天候の影響は特に受けず、甘くて大きな実に成長している。自然を満喫しながら楽しんでほしい」と来園を呼びかけている。

 秩父地域の観光イチゴ園の問い合わせは、秩父観光農林業協会(電話0494.23.3557)へ。

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