スマホ確定申告 動画でPR 九州龍谷短大生制作 SAGAアリーナで放映

PR動画を制作した九州龍谷短大の学生(前列5人)=佐賀市の佐賀税務署

 九州龍谷短大(鳥栖市)の学生が、電子申告(e-Tax)を活用した確定申告をPRする動画を制作した。確定申告が2月16日から始まるのを前に、佐賀市の佐賀税務署で19日、動画の引き渡し式が開かれた。3月15日までの約2カ月間、SAGAアリーナ(同市)の大型ビジョンなどで放映される。

 15秒の動画では、確定申告に手を焼く若者の家に突然、国税庁のe―Taxキャラクター「イータ君」が現れ、スマートフォンを使った手軽な申告方法を紹介する。人間コミュニティ学科の7人が、約3カ月をかけて完成させた。

 代表の岸川達哉さん(1年)は「頭の中にある企画をどのような形で表現するか苦労したが、とてもいい経験をさせてもらった」と振り返った。同税務署の山口一豊署長は「短時間でスマホ申告の利便性を表現するのは難しかったと思うが、印象に残る作品に仕上げてもらった。動画をフルに活用させていただく」と話した。(伊東貴子)

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