殿堂入り投票の結果発表まであと2日 4人同時当選なら5年ぶり

2024年度のアメリカ野球殿堂入り投票の結果発表は、MLBネットワークにて日本時間1月24日午前8時から行われる。すでに時代委員会による投票で元監督のジム・リーランドが殿堂入りを決めており、記者投票で選ばれた選手たちはリーランドとともに、日本時間7月22日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる殿堂入りセレモニーに出席することになる。最新の得票率を見ると、エイドリアン・ベルトレイを筆頭に、4選手に殿堂入りのチャンスがある。4人同時当選なら2019年以来5年ぶりだ。

記者投票は昨年末に締め切られており、一部の記者たちは自身のSNSなどで投票内容を公開している。それをライアン・シボドー氏ら有志が集計しており、191人分のデータが揃った時点で、ベルトレイが得票率99.0%を記録してトップに立っている。最終的な得票率は事前判明分よりも低くなる傾向があるものの、現時点で100%に近い得票率を誇っているベルトレイが有資格1年目で殿堂入りするのは間違いないだろう。

ベルトレイと同じく有資格1年目のジョー・マウアーは得票率83.2%を記録し、有資格1年目での殿堂入りに向けて好位置につけている。トッド・ヘルトンは得票率82.2%、ビリー・ワグナーは得票率78.5%で当選ライン(得票率75%)をクリア。もしベルトレイ、マウアー、ヘルトン、ワグナーの4人がこのまま得票率75%以上をキープして殿堂入りを果たした場合、4人同時当選はマリアーノ・リベラ、ロイ・ハラデイ、エドガー・マルティネス、マイク・ムシーナが選出された2019年以来5年ぶりとなる。

有資格最終年(10年目)を迎えているゲーリー・シェフィールドは現時点の得票率が74.3%となっており、残念ながら記者投票による殿堂入りは難しいと思われる。アンドリュー・ジョーンズは70.7%、カルロス・ベルトランも66.5%を記録しており、今年の殿堂入りは難しいとしても、次回以降にチャンスがありそうだ。また、有資格1年目のチェイス・アトリーも41.4%を記録しており、将来的な殿堂入りに向けて悪くないスタートを切ったと言える。

なお、次回(2025年度)の殿堂入り投票ではイチローが候補者となる。これまで日本ではあまり注目されてこなかった殿堂入り投票だが、次のオフシーズンはイチローの殿堂入りの話題で持ちきりとなりそうだ。

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