地震避難所に間仕切り設置 建築家の坂茂さん提供

建築家坂茂さんが代表を務めるNPO法人が金沢市の避難所に設置した、紙管と布を組み合わせた間仕切り=13日

 国際的に活躍する建築家坂茂さん(66)が代表を務めるNPO法人「ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)」が、能登半島地震の被災者のため金沢市に設置された避難所に、紙管と布を組み合わせた間仕切りを設置した。避難所でプライバシーを確保すると同時に、感染症のまん延を防ぐのに役立つと期待されている。

 金沢市の「額谷ふれあい体育館」には、石川県輪島市南志見地区の住民らの一時的な避難所が開設され、22日時点で110人超が寝泊まりする。体育館いっぱいに整然と白い布の間仕切りが広がり、住民らは人目をあまり気にせず、中で思い思いに時間を過ごしていた。

© 一般社団法人共同通信社