車が線路内に進入し列車と衝突 けが人はなし JR可部線は全線で運転見合わせ 再開は午後3時以降の見通し 広島

広島市のJR可部線で23日朝、線路に車が侵入し、列車や民家と衝突する事故がありました。この事故の影響で可部線は全線で運転を見合わせ、再開は早くても午後3時以降になるということです。

事故があったのは、JR可部線の古市橋~大町間です。警察によりますと、23日午前7時20分ごろ、線路に面した駐車場で男性会社員(65)が普通乗用車の操作を誤り、乗用車が線路内に侵入しました。乗用車は可部線の広島発あき亀山行きの列車と衝突し、その衝撃でさらに2階建ての民家の1階部分に突っ込んだということです。

列車は衝突の直前に非常ブレーキをかけましたが、乗客約250人にけがはありませんでした。また、乗用車の男性は衝突の直前に車外に逃げて無事で、民家の住民にもけがはなかったということです。

この事故の影響で可部線は現在も全線で運転を見合わせています。JR西日本によりますと乗用車の撤去作業のため、可部線の運転再開は午後3時以降になる見通しです。

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