魅力ある食材、加工品を全国へ 「佐賀の宝物グランプリ」入賞事業者が唐津市訪問

「佐賀の宝物グランプリ」で入賞した(左から)海士の袈裟丸彰蔵さん、ミカン農家の万里川勝博さん、唐津くん煙工房の山下諒祐さん=唐津市役所

 佐賀県内の魅力的な食材や加工品を選ぶ「佐賀の宝物グランプリ」でグランプリなどに輝いた唐津市内の3事業者がこのほど、市役所を表敬訪問し、2月に東京都で開かれる全国大会に向けて抱負を語った。

 大会は昨年12月に佐賀市で開かれ、唐津市内からは素材・ドリンク部門のグランプリに「恵味香 megumika」の皮まで丸ごと使った冷凍果汁ジュース、調理・加工部門のグランプリに袈裟丸マリン合同会社のムラサキウニの瓶詰め、準グランプリに唐津くん煙工房の粉雪スモークサラミが選ばれた。

 皮まで食べられる「味香みかん」を栽培している恵味香の万里川勝博さん(75)=浜玉町=は「生で売れる果実をジュースに使い、めげずに頑張ったからこそ生まれた商品。もっとこのミカンを世に広めてびっくりさせたい」と意欲を示した。

 袈裟丸マリンの海士(あま)・袈裟丸彰蔵さん(46)=鎮西町=は、佐賀ノリなどと合わせて唐津産のムラサキウニを出品した。磯焼け対策など海の環境づくりにも取り組み、「環境保全とおいしさを両立したものづくりをPRしたい」と意気込んだ。(横田千晶)

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