ミッチーさん、スマホ利用の確定申告PR 山形税務署・一日署長

スマートフォンを使った確定申告などをPRしたミッチーチェンさん=山形市・山形税務署

 2023年分の所得税などの確定申告受け付けが来月16日に始まるのを前に、タレントのミッチーチェンさん(天童市)が22日、山形税務署の一日税務署長と確定申告広報大使を務め、スマートフォンを利用した確定申告などをPRした。

 国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用した確定申告は年々増加している。22年分の県内の所得税申告者のうち69.7%がe-Taxを利用し、そのうち19.7%がスマホからだった。

 佐藤秀春署長から委嘱状を受け取ったミッチーさんは、職員とやりとりしながら利便性を確認した。e-Taxを利用すると24時間申告でき、税務署への書類の持参、印刷・郵送代が不要になるほか、還付がある場合は3週間程度で早期に還付される。

 さらにマイナンバーカード利用者向けサイト「マイナポータル」と連携すると、医療費やふるさと納税、公的年金などの源泉徴収票などのデータが自動入力される。今年から個人型確定拠出年金「iDeCo」なども対象に加わった。操作が分からない場合は国税庁のチャットボットや、各税務署の申告書作成会場で教えてもらえる。

 ミッチーさんはスマホで源泉徴収票のデータを読み取る体験をし、「データの読み込みがすごく早い。自宅から気軽に申請できそう」と話した。

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