プロスペクト二塁手トップ10 パイレーツ・ジョンソンが1位に選出

MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2024年版の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」の発表をスタートしており、右腕部門、左腕部門、捕手部門、一塁手部門に続いて、日本時間1月23日にはプロスペクト二塁手トップ10が発表された。2022年ドラフト1巡目(全体4位)指名でパイレーツに入団したタマー・ジョンソンが1位に選出。昨季はマイナーA級とA+級の合計105試合で打率.244に終わったが、101四球を選ぶなど、18本塁打、出塁率.422、OPS.860をマークした。

「打てる選手」が比較的少ないポジションということもあり、プロスペクト・ランキングでは打撃ツールの評価が高い選手が上位にランクインしている。プロスペクトのツールは「20」から「80」のグレードで評価されるが、トップ10のうち、1位のジョンソン、3位のジェームス・トリアントス、4位のトーマス・サゲス、5位のジャスティン・フォスキュー、8位のフアン・ブリトーはヒットツールで「55」または「60」、2位のジェイス・ヤングと6位のロニー・マウリシオはパワーツールで「60」を与えられている。

2位のヤングはレンジャーズの正三塁手として活躍中のジョシュ・ヤングの弟。2022年ドラフト1巡目(全体12位)指名でタイガースに入団し、昨季はマイナーA+級とAA級の合計128試合で打率.265、28本塁打、82打点、5盗塁、OPS.878をマークした。今季中のメジャーデビューを予想されており、「兄弟対決」が見られる日も近そうだ。

今回のランキングに名を連ねた10人全員が今季(2024年)または来季(2025年)のメジャー到達を予想されており、メジャーの舞台での活躍を見られる日は近いだろう。なお、6位のマウリシオは昨季メジャーデビューしたが、ウィンター・リーグの試合中に右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、長期離脱が決定。全治には8~12ヶ月を要する見込みのため、今季全休の可能性もある。

「MLBパイプライン」が発表したプロスペクト二塁手トップ10は以下の通り。

1 タマー・ジョンソン(パイレーツ)
2 ジェイス・ヤング(タイガース)
3 ジェームス・トリアントス(カブス)
4 トーマス・サゲス(カージナルス)
5 ジャスティン・フォスキュー(レンジャーズ)
6 ロニー・マウリシオ(メッツ)
7 コナー・ノービー(オリオールズ)
8 フアン・ブリトー(ガーディアンズ)
9 ライアン・ブリス(マリナーズ)
10 カルロス・ホルヘ(レッズ)

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