キャデラック、旗艦SUV『エスカレード』に日本初採用の8人乗り新グレード“プレミアム”を導入

 第5世代として2020年に上陸を果たしたキャデラックの旗艦SUV『エスカレード』が2024年モデルに刷新。合わせて日本初採用となる8人乗りの新グレード“プレミアム”も導入され、1月22日より販売が開始されている。

 自動車業界初の超高精細を誇る“湾曲型OLEDディスプレイ”や、新アーキテクチャーと独立したリヤサスペンションによって向上した居住性など、現行モデルで数多くの新機軸を搭載した旗艦フルサイズSUVは、北米を代表するプレミアムSUVとして1999年の初代誕生以来、今年で25周年の節目を迎えた。

 前述のとおり、この第5世代で新しい車両構造とシャシーテクノロジーも導入され、伝統のラダーフレーム構造を踏襲しながらもホイールベースを延長。マグネティックライドコントロールやエアライドアダプティブサスペンション、および電子式リミテッドスリップディファレンシャル(eLSD)などの効果により、オンロードでの運動性能が大幅に強化されている。

 また、新開発の独立式リヤサスにより室内フロア高も低く抑えられ居住空間も拡大。2列目および3列目のシートにもより簡単にアクセスできるようになり、さらに3列目シートはセグメント最大級の空間を保持し、足元空間が先代比で10インチ(約25センチ)以上拡大したことで、乗員はより自然な姿勢で着座することが可能となっている。

 その現行世代に従来から展開されてきた“プラチナム”と“スポーツ”に加え、今回の年次更新で“プレミアム”が初導入され3グレード構成に。その新グレードでは独自の逞しさと気品はそのままに、専用のフロントグリルとホイールデザイン、インテリアシートとトリムを装備し、第5世代としては日本初導入となる2列目ベンチシート設定の8人乗り仕様とされた。

 これにより、自動で折りたたみ可能な3列シートを収納することで2065リッターという広大なラゲッジスペースが生まれ、フルサイズSUVならではのゆとりを家族や仲間とより一層楽しめる仕様となっている。

 エクステリアカラーはセーブルブラックをはじめ、クリスタルホワイトトゥリコートに加え“プレミアム”限定のアージェントシルバーメタリックを加えた計3色を用意。

 インテリアカラーはジェットブラックとなり、その解像度で4Kテレビの2倍を誇るという湾曲型OLEDディスプレイも備え、ドライバーの左側に対角線長7.2インチのタッチ操作パネル付きドライバーインフォメーションセンター、ステアリングの奥に対角14.2インチのクラスターディスプレイ、さらにドライバーの右側は対角16.9インチのインフォテインメントスクリーンと3枚のパネルが組み込まれる。

 搭載される6.2リッターV8自然吸気エンジンには、可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミックフューエルマネジメントテクノロジーを採用し、最高出力416PS、最大トルク624Nmを発生。エレクトロニックシフトコントロールを備えた10速オートマチックトランスミッションとセレクタブル4WDが組み合わされる。

 前述のとおり『エスカレード』として今年で25周年を迎えたことを記念し、エスカレード購入サポートクーポン100万円分(税込)が抽選で20名に当たるプレゼントキャンペーンも実施され、2月1日(木)より専用サイトも開設。価格は新グレード“プレミアム”が1640万円、同“プラチナム”が1740万円、そして“スポーツ”が1800万円(いずれも税込)となっている。詳細については公式サイト(https://www.cadillacjapan.com/suvs/escalade)まで。

誕生25周年記念のエスカレード購入サポートクーポンは“プラチナム”と“スポーツ”(下段)が対象となる

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