ペンス氏と陳方安生氏の会談を報道

外国勢力との共謀罪に問われた壱伝媒集団(ネクストメディア)の創業者である黎智英(ジミー・ライ)氏と『りんご日報』関連会社3社の裁判は1月18日、公判12日目に入り、ネクストメディア前最高経営責任者(CEO)の張剣虹氏は引き続き出廷し「共犯証人」として証言した。19日付香港各紙によると、検察は法廷で黎氏の携帯電話から押収したWhatsAppメッセージの会話記録を示し、張氏が『りんご日報』によるNBA放映権を購入する意向について黎氏に説明したところ、黎氏はこう答えた。「私は蔡英文氏に会って帰るところだ。オフィスで話そう」。 黎氏はまた、陳方安生(アンソン・チャン)元政務長官とマイク・ペンス米副大統領(当時)との会談の写真を張氏に転送し、この重大ニュースが「最大限の効果」を発揮するよう張氏に命じたと述べた。

『りんご日報』は2020年5月にオンラインニュースの英語版を開始した。張氏は、黎氏が事前に「英語ニュース」と呼ばれるWhatsAppグループを開設していたと述べ、英語版を開設する時期が来たと明言。香港を支持する外国人読者を引きつけて英語版を購読してもらうことは『りんご日報』にとって大きな助けとなり、米国の読者が『りんご日報』と米国政治の梃子になれることを期待していると述べた。 張氏は次のように回想。「黎氏は英語版をできるだけ早くリリースすることを非常に心配していたので、IT部門の同僚にWebページを作成するよう催促した。

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