深セン湾、旧正月は24時間開放

昨年の大みそかには中国本土からの大勢の観光客がカウントダウン花火大会を見た後、香港で足止めされ、その夜のうちに本土に戻ることができなくなるといったアクシデントがあった。1月21日付香港各紙によると、特区政府運輸及物流局の林世雄・局長は、本土との出入境管理所での出入境手続きの最適化について本土と積極的に協議しており、旧正月中に実施されると確信していると述べた。実政円卓の立法会議員である田北辰氏は、深セン湾出入境管理所は旧正月期間中は5日間連続24時間開放される計画であり、羅湖出入境管理所は午前2時まで開放時間が延長されると明かした。全国人民代表大会常務委員の李慧瓊氏は、深セン湾は24時間開放の条件が整っており、旧正月前に実施される可能性が高いとの見方を示した。

林局長は20日、MTR東部線は大みそかに終夜運行を行い、鉄道の輸送能力を高めることで足止めを緩和することができるため、当局は連休期間中の鉄道出入境管理所の運行時間を延長することを検討すると述べた。ただし鉄道メンテナンスのために時間を確保する必要があると強調し、「当局は乗客のニーズと鉄道メンテナンスの手配のバランスを取るつもりだ」と述べた。

また、元旦早朝に落馬洲~皇崗間の越境シャトルバスが立ち往生したことについても言及し、今後は越境バスの専用線の整備を検討すると述べた。当日は皇崗を大量の白ナンバー車が通過してボーダー越えを妨げていた疑いがあり、早朝に約千台の自家用車がボーダーを通過したことは予想より多かったと指摘した。

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