流出の橋を短時間で復旧 「応急組立橋」を公開 国交省・中国技術事務所

「能登半島地震」の被災地で活躍するのは、「人」だけではありません。国交省・中国技術事務所が、短時間で組み立てられる「橋」を公開しました。

■国交省 中国技術事務所 和田慎司 課長

「現場に持っていって現場で組付けられるというのが特徴です」

大がかりな工事を必要としない、その名も「応急組立橋」。災害時に失われた交通機能を素早く復旧させるため、組み立てに必要な部品は、橋桁や路面など3種類だけです。橋の長さは16メートルから最長40メートルまで調節が可能で、様々な川の状況に合わせて活用できるとしています。中国技術事務所は、現在「応急組立橋」を2つ保有していていて、1つは2023年8月から台風の被害にあった岡山県で使用されています。

■国交省 中国技術事務所 和田慎司 課長

「応急組立橋が出動するとなると非常に厳しい現場、地震災害豪雨災害による橋梁流出とか、輸送路の確保、孤立集落の解消といった使命感・緊急性を持ってやっている」

【2024年1月23日 放送】

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