「災害いつ起こるか分からない 訓練は大事」文化財防火デー前に仏像の運び出しや消火の訓練=静岡・藤枝市

1月26日の「文化財防火デー」を前に、静岡県藤枝市の寺では23日、火災から文化財を守る訓練が行われました。

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藤枝市の鬼岩寺で行われた訓練。火事に気付いた寺の関係者が、煙に包まれたお堂に駆け付けます。平安時代に作られたとされる不動明王の像に見立てた作り物を、建物の中から素早く運び出しました。

静岡県の藤枝市と焼津市を管轄する志太消防本部は、毎年この時期に管内の寺などで文化財を火災から守るための訓練を実施しています。

<藤枝消防署 山梨尚哉さん>
「(火事に気付いたら)なるべく早い段階でまわりの人に火事だと伝えることが大事。人の命や文化財も守れ、消防も早く到着できる」

<鬼岩寺 上野祥弘 住職>
「能登の地震ではたいへんな火事があった。災害がここでいつ起こるか分からない。訓練の大事さをあらためて思った」

寺の関係者は消防職員から初期消火の手順などを学び、防火への意識を高めていました。

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