ほのかに香る八重咲きスイセン 冬の風物詩、三浦・城ケ島で60万株見頃

城ケ島公園入り口脇に咲く八重咲きスイセン=三浦市・城ケ島

 神奈川県内最南端の三浦市・城ケ島で約60万株の八重咲きスイセンが見頃を迎え、来島者を楽しませている。

 島内には県立城ケ島公園内の約30万株に加え、同公園から城ケ島灯台付近まで約1.5キロの「水仙ロード」沿いなど約30万株の八重咲きスイセンがある。重なり合った上品な白い花びらからほのかな香りが漂い、冬の風物詩となっている。

 同公園管理事務所によると、公園内のスイセンは順調に育ったが、場所によって開花状況は異なる。日当たりのいい場所は比較的早く、花の重みで倒れる茎も。訪れた人たちは一足早く春を感じさせてくれる花々にレンズを向けていた。

 27、28日と2月3、4日には公園内にキッチンカーが並ぶほか、地場産の野菜直売が予定されている。2月中旬からは見頃を過ぎた八重咲きスイセンの花摘みが無料でできる。

 問い合わせは、同事務所電話046(881)6640。

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