【韓国】韓—英FTA、改定交渉を開始[経済]

韓国産業通商資源省は、2021年1月1日に発効した英国との自由貿易協定(FTA)の改定に向けた1次交渉を23日から行っていると発表した。

25日までの4日間を予定する1次交渉では、既存の内容に加えて◇デジタル◇サプライチェーン(供給網)◇クリーンエネルギー◇バイオ経済◇サービス◇投資——などの分野について協議を行う。

韓国と英国は、英国の欧州連合(EU)離脱後に別途FTAを締結し、韓EUのFTAと同水準の特恵を維持してきた。英韓FTAは発効4年目を迎え、昨年10月には免税・減税適用期間を25年まで延長することを決めた。

現行のFTAは、商品やサービス分野の市場開放に焦点が置かれたため、現在の市場状況に合わせてデジタルやサプライチェーンなどの分野での開放も行う必要があるとされていた。

韓国の対英国貿易規模は年間約180億ポンド(約3兆2,800億円)で、FTAにより両国の輸出入品目の99%が無関税となっている。

© 株式会社NNA