ガザ停戦要請、米国は賛否示さず 国連安保理会合

ガザ情勢を協議する国連安保理の閣僚級会合=23日、ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は23日、パレスチナ自治区ガザ情勢を協議する閣僚級の公開会合を開いた。国連のグテレス事務総長は、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存しか解決方法はない」と述べ、ガザの人道危機を回避するため即時停戦を求めた。停戦や休戦の要請は各国から相次いだが、米国は停戦への賛否を示さなかった。

 拒否権を持つ米国がイスラエル擁護の姿勢を続け、安保理は一致した対応を取ることに苦慮している。昨年11月に「戦闘休止」を求める決議を採択。その後、カタールなどの仲介で1週間の休止が実現したが、戦闘は再開した。

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