プラモデルメーカーのタミヤ(静岡市)が主催する人形改造コンテストで、矢巾町南矢幅の元高校教諭佐藤邦彦さん(77)が2年連続で最高賞の金賞に輝いた。5センチほどの人形を加工し、2023年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝に沸く日本代表を表現。模型愛好歴60年超のベテランは「3連覇を目指す」と一層意欲を高めている。
コンテストは、同社の35分の1スケールの兵士人形を削ったりパテを盛るなど改造して応募する。金賞作品は「侍ジャパン WBC2023優勝」。マウンド上で大谷翔平選手、佐々木朗希選手ら14人が歓喜するシーンを仕上げた。
米粒大の顔に表情を描き、歯も取り付けて雄たけびを表現した。選手が使用するスパイクを調べ、靴裏の模様にもこだわった。1日5時間作業し、4カ月がかりの力作だ。
金賞作品はタミヤ主催のイベントで展示し、同社公式ユーチューブチャンネルでも紹介している。