一足早い春の訪れを告げる恒例の「小田原梅まつり」が2月3日から曽我梅林(小田原市曽我別所)などで始まる。市観光協会などの主催で同29日まで。
県内有数の梅干しの産地として知られる曽我梅林は、戦国時代に北条氏が兵糧として梅の実を栽培したのが始まりとされる。現在は十郎や白加賀など約3万5千本の白梅が雪化粧した富士山を背景に春の息吹を感じさせる。
梅林内に設置されるステージでは地元に江戸時代から伝わる寿獅子舞のほか風魔忍者ショーも披露。期間中の土・日曜と祝日は上府中公園(同市東大友)から無料シャトルバスも運行する。
市観光協会によると、今年は開花が早めで2月上旬には早咲きの十郎が見頃を迎える見込み。担当者は「遅咲きの梅も中旬ごろから咲き始めるので期間中は富士山と梅林のきれいなコラボが楽しめそう」と話している。
梅まつりは小田原城址公園(同市城内)の会場でも開催される。いずれも入場無料。