【熱田区】街の景色を眺めながら絶品天ぷらに舌鼓 屋形船の音色を楽しむ 乃木坂46・佐藤楓の音集め旅

船内で楽しむ逸品

ふと耳を傾けると、そこにはその町でしか聞くことのできない音色がある。愛知県出身、乃木坂46の佐藤楓が、その町でしか聞く事のできない「オンリー1の音色」をキーワードに音集めの旅に出かけます。

乃木坂46・佐藤楓

今回は名古屋市のほぼ中央に位置する、名古屋市熱田区が音集めの舞台。かつて東海道五十三次の宿場町として栄えた歴史と文化の街には、熱田神宮をはじめとする歴史遺産が多く点在します。

江戸中期からの伝統製法で作られる「三宝」の音色

三宝

江戸中期創業の「岩田三宝製作所」は、お供え物を載せるための台「三宝」を作るメーカー。現在は7代目を受け継ぐ岩田康行さんが、江戸中期から変わらぬ伝統技法で三宝を製造しています。

三宝に使われるのは、樹齢300年前後の天然ヒノキです。電動の丸鋸で溝をつけたヒノキを曲げ、接着剤でしっかり固定。はぶき加工と呼ばれる工程で高さをそろえたら、かんなでで1つずつ丁寧に角を削る「縁羽取り」を施してから組み上げて仕上げます。工房には今日も、伝統の音色が響き渡ります。

食堂の人気メニュー「かぶと煮」の音色

かぶと煮

熱田区にある名古屋中央卸売市場は、名古屋の台所ともいわれる卸売市場。その一角にある「お食事処 一力」は、市場関係者のほか一般客も訪れる人気の食堂です。

朝4時半に開店する「お食事処 一力」の店内には、仲買人おすすめの新鮮な魚を使った刺身や、魚介類を使ったおかずがたくさん並びます。中でも「かぶと煮」は連日完売となる人気のメニューです。刺身にしたあとのお頭やアラを大きな鍋に投入。しょうゆやザラメなどを加えて30分、じっくり煮詰めます。

定食のご飯は茶碗とどんぶりからセレクト可能。日替わりの「かぶと煮定食」は、市場で働く人の胃袋を支えています。

熱田で生まれた伝統食品「名古屋かまぼこ」の音色

かまぼこ

まだ夜も深い明け方3時半から明かりをともすのは「大矢蒲鉾商店」。朝早くから、熱田で生まれた伝統食品「名古屋かまぼこ」が作られています。

最高等級のすり身を使い、昔ながらの味を大切に作られている「大矢蒲鉾商店」の名古屋かまぼこ。特徴的な朱色は、邪気が払う色として好まれたことからかまぼこに取り入れられたといわれています。

1860年に創業した「大矢蒲鉾商店」の伝統を受け継ぐのは、5代目夫婦と6代目。板に盛り付けられた美しい朱色のかまぼこを、季節や気温、室温などにあわせ50分から90分蒸し上げれば出来上がります。

堀川からの眺めを楽しめる「屋形船」の音色

屋形船

熱田区にある「七里の渡し」は東海道五十三次でも知られる場所。その船着き場では、堀川名物の屋形船が出港準備をする姿を見ることができます。

4種類の船で30年ほど前から運行がはじまった「堀川クルージング」。船長がエンジン、機材を点検する間に、仲居さんがテーブルや食事の準備を進めます。

揚げたての天ぷら

名古屋城の築城と共に誕生した堀川沿いの景色を楽しめる「堀川クルージング」。船内では割子弁当や寿司のほか、職人が作る揚げたての天ぷらを堪能できます。風情ある音色とともに、いつもとは違った視点から名古屋の景色を楽しめます。

歴史ある喫茶店の名物「ヨーグルトデザート」の音色

ヨーグルトデザート

熱田神宮の目の前にある「I・Cメイツ」は、ヨーグルトを使ったデザートが名物の喫茶店です。創業以来、40年にわたって地元の人たちや熱田神宮を訪れた参拝客に愛されてきました。

「I・Cメイツ」では数種類のヨーグルトを配合。ほどよい酸味と滑らかな舌触りを演出します。よくホイップしたヨーグルトにブルーベリーソースをのせた「ヨーグルトシェイク」、フルーツをたっぷり盛り付けた「ファンシーヨーグルト」など、子どもから大人まで誰もが笑顔になるスイーツが並びます。

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