空飛ぶ軽トラ! 空中搬送できる物流ドローン「SORA-MICHI」 移動が変わるモビリティを特集

物流ドローン「SORA-MICHI」

大型ドローンの技術を駆使した「空陸両用モビリティ」に、3分の1の大きさに折りたためる「超コンパクト電動車いす」。2023年11月に開催された「名古屋モビリティショー」で見つけた次世代モビリティを紹介します!

空中搬送できる物流ドローン

空陸両用のモビリティ

50キログラムまでの貨物を空中搬送できる物流ドローン「SORA-MICHI」。愛称は“空飛ぶ軽トラ”です。大型ドローンはエネルギー消費が大きいので、空陸両用のモビリティにして、環境への負荷を減らそうと考えました。

愛知県 経済産業局 大澤洋平さん:
「場所によっては空を飛んだり、道を走ったりするような“空と道をつなぐ”ことをコンセプトにしています」

電動カート「my ride」

さらに「名古屋モビリティショー」の会場の一角で見つけたのは、小回りがきく電動車いす「my ride」。岐阜県各務原市の福祉機器メーカー・今仙技術研究所が販売しています。

3分の1のサイズに折りたためる

3分の1のサイズに折りたためる

自由自在に移動できるだけでなく、自動で3分の1のサイズに折りたたむことも可能! 折りたたんだ状態で立てかけて収納でき、玄関先などの狭い場所に保管できます。もちろん、元の形に戻すのも全自動です。

3Dマップ上で現在地や周辺の障害物を把握

電動車いすを改造

ほかにも電動車いすを発見!

名古屋大学 特任准教授 赤木 康宏さん:
「電動車いすを改造して、自動運転ができるようにしました。背もたれの部分には、360度全体をセンシングしているレーザーを使ったセンサーがついています」

現在地を示す3Dマップ

いすの前方にもセンサーがついていて、車いす自身が3Dマップ上で現在地や周辺の障害物を把握しながら動きます。目的地を入力すれば、操縦は名古屋大学とエクセイド(名古屋大学発ベンチャー)、今仙技術研究所が共同開発しました。

自動で止まる機能を搭載

この車体についたセンサーは、手動のときにも役立ちます。道端で人が飛び出したときには自動で停止。より安全に、高齢者が移動できるようにつくられています。

最新モビリティで、私たちの生活の未来は広がっています。

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