御殿場からドイツの名門シュツットガルトへ!サッカーU-18日本代表の花城琳斗(JFAアカデミー福島出身)が海外挑戦を選んだ理由は…

SBSテレビ「みなスポ」は1月からドイツの名門シュツットガルトでプレーする、JFAアカデミー福島出身の花城琳斗選手を特集しました。

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JFAアカデミー福島は東日本大震災の影響で2011年以降、チームの拠点を御殿場市に移していましたが、震災の復興とともに福島へ戻りつつあります。今年度の高校3年生が静岡での最後の世代。静岡から世界へ羽ばたく花城選手もその1人です。

花城選手は沖縄県出身、中学からの6年間を御殿場や三島で過ごしました。ポジションはMF。静岡県選抜やU-18日本代表にも選ばれている実力者です。花城選手は「6年間で得たものを世界で生かして頑張ってきます」と意気込んでいます。

静岡からつかみ取ったプロキャリアのスタートはドイツの名門、シュツットガルト。日本代表、伊藤洋輝選手も所属しています。

大学やJリーグなど色々な道が考えられた中で、直接海外挑戦をすることを決めたのはなぜだったのでしょう?

<花城選手>
「自分がサッカーを始めたころからの目標がプロになること。厳しい中で揉まれたほうが成長すると思うので、より厳しい方に自ら飛び込みました」

花城選手を高校3年間見てきた、U-18日本代表の船越優蔵監督もその力に太鼓判を押します。

<船越監督>
「一瞬のスピードやフィジカルはこの世代の中では力がある。キックの精度、シュート力は十分通用すると思うので遺憾なく発揮してほしい」

契約は2年半。まずは若手主体のセカンドチームでアピールし、トップチーム昇格を狙います。

<花城選手>
「ブンデスリーガの特徴である速い切り替えや球際の強さを実感しながら、それ以上にやっていきたいです」

花城選手が3年間通った「ふたば未来学園三島長陵校舎」です。ドイツへ旅立つ前の最後の登校日となったこの日。

<花城選手>
「スタッフに朝挨拶してきて、悲しい気持ちもあるんですけど、皆頑張ってこいというので、悲しいよりも楽しい気持ちのほうが強いです」

男女35人のJFAアカデミー福島の仲間たち。みんなが、花城選手の実力に夢を見ています。「きついときは琳斗にボール預ければ何とかなったので助かってました」

<花城選手>
「みんなで楽しむ時は楽しむし、しっかりやる時はしっかりやる。良い仲間だったと思う。自分はサッカーで生きていくと決めているので、後期シーズンからの参加になるんですけど、そこからすぐ試合に出て次のシーズンにはトップチームに関われるような年にしたいです」

花城選手はすでにドイツに到着。今後の活躍に期待です!

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