元DeNA倉本寿彦が“2年ぶり”NPBへ決意「1軍でまた戦いたい」昨季社会人・日本新薬でプレーも自らハヤテに入団を直訴

66年ぶりに誕生したプロ野球2軍の新球団・くふうハヤテベンチャーズ静岡(本拠地=静岡市清水区 ちゅ~るスタジアム清水)の入団発表が行われ、選手32人が登壇。その中には元横浜DeNAで昨年は社会人野球でプレーしていた倉本寿彦(33)内野手の姿もあった。

横浜高校出身の倉本は、日本新薬から2014年にドラフト3位で指名され横浜DeNAに入団。2016年にショートのレギュラーに定着するとシーズン157安打をマーク、翌2017年は全143試合に出場した実績を持つ。2022年オフに戦力外通告を受けると、昨年は古巣の社会人・日本新薬に復帰しプレーしていた。
異例ともいえる2年ぶりの“NPB”復帰となった倉本は「昨シーズン社会人野球で戦って“まだ出来るな”と、自分の中で1年終わった時に込みあげてきて、一軍の舞台でまた戦いたい気持ちが心の中であって、やり残したことがあるなと思っている」と、新規球団で再びチャレンジするに至った胸の内を明かした。昨年11月上旬に行われたハヤテ球団独自のトライアウトにその姿はなかったが、自らハヤテ側に連絡したことを明かし「チャンスがいただけるのであればお願いしたいと、球団の方に自分からお願いしたら「ぜひ」というお答えをいただいた。こんな機会はないなと思っているので感謝しています」と入団までのいきさつを語り「勝負強いバッティングが特長、チームの勝利に貢献したいと」決意を述べた。

過去、ドラフト指名を受けNPB12球団に所属経験のある選手であればシーズン途中の移籍が可能で、移籍先の球団で1軍でプレーすることができる。「再生と育成」を目標に掲げるくふうハヤテベンチャーズ静岡で、倉本が一軍でのプレーを目指し再スタートを切った。

倉本寿彦(くらもと・としひこ)…1991年1月7日生まれの33歳。身長180㎝85㎏。
神奈川県出身で横浜高校ー創価大学ー日本新薬を経て2014年ドラフト3位で横浜DeNA入り。NPB通算667試合出場1870打数477安打8本塁打149打点打率.255。

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