きっかけは“おせっかい”でも支え合いは“地域のお宝” 住民主体の福祉活動事例が発表 愛媛

高齢者が暮らしやすい町づくりに繋げようと、地域で行われている見守りや支え合いなど、自主的な取り組みの発表会が愛媛県松山市内で開かれました。

見守りや支え合いなど、住民が主体となった福祉活動を紹介する、「地域のお宝発表会」。
24日は住民などおよそ200人が参加し、3つの事例が発表されました。

このうち味酒地区の取り組み「ガレージカフェ」は、新型コロナをきっかけに、地域の中で気軽に交流できる場所を提供する目的で、およそ2年前、住民の一人が自宅の車庫に机やいすを設置しました。

その結果、近所の高齢者らが、立ち寄るようになり、現在では、欠かすことのできない「憩いの場」として浸透し、安否確認などにも役立っているということです。

(聖カタリナ大学人間健康福祉学部 恒吉和徳 教授)
「何がそういった積極的な活動を起こすのですか?」

(参加者)
「単なるおせっかいかもしれない(笑)」

このほか、高齢者が社会福祉法人の準備する車に乗り合わせて買い物に出掛ける取り組みなども紹介されました。

(松山市介護保険課 古谷俊典主幹)
「小さなところから、皆さん協力できるところは『お互い様』という気持ちを持って、輪を広げていければ」

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