3月電気代5社値上がり ガスは大手全4社上昇

 3月の家庭向け電気料金は、大手電力10社のうち5社で2月と比べ上昇する見通しであることが24日、分かった。火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)の輸入価格の値上がりを反映する。大手都市ガス4社のガス料金は全社が上昇となる。

 各電力の標準家庭向け電気料金の値上がり幅は、中部が127円、東京が72円、東北が41円、沖縄が21円、北海道が2円。関西と九州は、燃料価格の変動を料金に反映する「燃料費調整制度」の上限に達した状態のため据え置く見込み。

 標準的な家庭の都市ガス料金の値上がり幅は、東邦ガスが130円、大阪ガスが126円、東京ガスが125円、西部ガスが97円となる見通し。

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