【マスク拒否で降機命じられた元呉市議】控訴審で損害賠償1円を求める

マスクの着用を拒んだため、旅客機から降ろされたのは不当として、航空会社に損害賠償を求めた元・呉市議の控訴審が始まり、航空会社側は、「原告が罵声を浴びせるなどした」としました。

訴えによると、谷本誠一元呉市議は2022年2月、釧路空港発の旅客機でマスクの着用を拒否。機体から降ろされたとして航空会社「AIRDO」などに、命令取り消しなどを求めていましたが、一審はこの訴えを退けていました。

谷本元市議はこれを不服とし、「AIRDO」に対し、1円の損害賠償を求めて控訴しています。24日の裁判で、原告側は「航空会社が警察を呼び、飛行機から降りざるを得ない状況を作った」などと主張。これに対して被告側は、「原告が罵声を浴びせるなど、会社の約款に違反したことによる運送拒否だった」などとして、控訴棄却を求めました。

【2024年1月24日放送】

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