イクイノックス&ジャパンカップがダブル世界一位…「2023年ロンジンワールドベストレースホース」、「2023年ロンジンワールドベストレース」

1月23日、2023年ロンジンワールドレーシングアワードが行われ、イクイノックスが「2023年ロンジンワールドベストレースホース」を、ジャパンカップが「2023年ロンジンワールドベストレース」を受賞したことを受けて、JRAが関係者のコメントを発表した。

●馬主 有限会社シルクレーシング 米本昌史氏
「まずは、このような素晴らしい場で表彰いただいた事を光栄に思っています。生産、育成、厩舎、騎手、約300人の出資会員の皆様、そしてファンの方々とこの喜びを分かち合いたいと思います。どのレースも非常に印象的で、ドバイで世界の強豪馬を相手に完勝したレースもそうですし、特に夏を経てさらに成長し、完成形とも言える秋の2レース、天皇賞(秋)とジャパンカップでは、しなやかで、力強くて、美しいイクイノックスの走りを見る事ができたと思います。また、ジャパンカップがこのような素晴らしい評価を得たことは、一朝一夕では成し遂げられないことと思います。これまで日本の競馬の発展に尽力された方々に感謝申し上げるとともに、敬意を表したいと思います」

木村師「夢の中にいるかのよう」

●木村哲也調教師
「イクイノックスが「2023年ロンジンワールドベストレースホース」を受賞したということで、今この瞬間も夢の中にいるかのような感じがしています。昨年のジャパンカップでも、イクイノックスは素晴らしいスタートと世界一美しいストライドで走ってくれましたし、最後は並いるライバル達を突き放す素晴らしいスタミナでゴールを駆け抜けてくれました。彼は、常に、非常に注目度が高い中でレースを迎えるので、レースでは私も平静を保つのが難しかったのですが、レース後には、これ以上彼に何を求めることができようかという気持ちでした」

●C.ルメール騎手
「イクイノックスに騎乗する時は、いつも大きな期待を背負うことになりましたが、とても楽しんで騎乗する事ができましたし、自分としては、とにかくやるべきことを成し遂げようと思っていました。イクイノックスは、フィジカル面、メンタル面ともに素晴らしいものを持っていた馬だと思いますし、素晴らしいスピードと美しいストライドで走ってくれました。また、非常に賢い馬でしたので、良いスタートをきって、良いポジションにつけること、そしてこの馬の能力を最大限発揮させる事が自分の仕事だと思っていました。また、このようなすばらしい馬を生産してくれた生産者の方にもお祝い申し上げたいと思います」

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