横浜の園芸博、公式マスコットの最終3候補披露 2月6日まで意見募集

お披露目された最終候補作品(国際園芸博覧会協会提供)

 2027年に上瀬谷通信施設跡地(横浜市瀬谷、旭区)で開催される国際園芸博覧会(園芸博)の公式マスコットについて、運営主体の国際園芸博覧会協会は24日、最終候補3作品をお披露目した。来月6日までに寄せられた意見を基に有識者が最終選考を実施。マスコットは3月に決定し、園芸博の魅力を広める役割を担う。

 協会は昨年10月に有識者でつくる選考委員会を設置。国内のキャラクターデザイナーや絵本作家など10人を指名してデザインを募り、候補を絞った。

 透明な球体の中に青や緑の植物で世界地図を描く「候補A」は、地球が一つの生命体であることを表現。球体の中にある目と口が付いたハートは生命体の心臓を表すといい、さまざまな表情を見せてくれる。

 公式ロゴマークと親和性を持たせた「候補B」は、種をイメージさせる植物の妖精。頭の上の葉は地球の声を聞く耳で、揺れる花びらは地球に生きる喜びを表している。

 「候補C」は、野山に雨が降って川となり、陽の下で植物が育つ「自然の循環と萌芽(ほうが)」がモチーフ。猫のような口元が特徴的で、前向きに歩くポーズは人や社会と一緒に未来に向けて歩むことを表現しているという。

 意見は協会サイトの応募フォームで受け付け、作品の印象や園芸博のテーマを体現できているかを回答してもらう。市内の小中学校などには3作品と応募フォームにつながる2次元コードを記したポスターを貼り出す。

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