ガザの国連施設に攻撃、9人死亡 イスラエル軍、多数の避難先

23日、パレスチナ自治区ガザで、戦車に乗ったイスラエル軍兵士(AP=共同)

 【エルサレム共同】ガザ南部ハンユニスで24日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の施設にイスラエル軍の攻撃があり、UNRWAによると9人が死亡した。施設には多数の住民が避難していたといい、被害が拡大する恐れがある。

 軍は23日、地上部隊がハンユニスを包囲したと表明。中東メディアなどは23日、ハンユニスで少なくとも40人が死亡したと報じた。24日にも数十人が死亡したという。軍は同地から避難するよう住民に勧告したもようだ。国境なき医師団は、ハンユニスのナセル病院に入院患者ら数千人がおり「避難は不可能だ」と訴えた。ガザ保健当局は24日、ガザ側の死者が2万5700人になったと発表した。

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