お手伝い+旅=おてつたび「旅先でアルバイトして夜は温泉」新篠津に来た3人を取材してみた

お手伝いと旅行を組み合わせた「おてつたび」。

専用のホームページに登録し、受入先とマッチングされる仕組みです。

受け入れ先は全国で1200社に上り、18歳から84歳の約4万9000人が登録しています。

みんテレでは、新篠津村の農場で1週間の「おてつたび」をする3人に密着しました。

「おてつたび」やってきた3人に密着

今回、新篠津村に「おてつたび」やってきたのは3人の若者。

岡山県からやってきた山下佳音さんは、「新しい場所、新しい人、新しい経験にめちゃくちゃワクワクする人間で、この何か月間で5回目というくらいどっぷりハマってます」と話します。

宮城県の高橋真理さんは、長く滞在してもお金がかからず、むしろお金がもらえるのが魅力だといいます。

小樽市から来た鈴木日奈子さんは、「土に触りたい。自然に触れたい」という思いで参加しました。

受け入れ側が宿泊場所を提供

滞在するのは1人部屋で、宿泊費は無料。

「おてつたび」では、受け入れ側が泊まる場所を準備することになっているんです。

3人を受け入れたのは、『大塚ファーム』を経営する大塚裕樹さん。

「ただの雪景色だとか、畑の景色だとか、サツマイモの加工の仕事を『本当に楽しい』『面白い』って言ってくれる人たちと出会って、自分たちのやっていることはもっと価値があるんじゃないかなって」と大塚さん。

「ちっちゃいことですけど発信できたらと思って頑張ってます」と話します。

勤務時間は1日8時間

朝7時半、お手伝いがスタート。

3人は、蒸したサツマイモを加工する作業を手伝いました。

作業場では、この道11年のプロ、菊池名代子さんが指導にあたります。

立ちっぱなしで慣れない仕事を2時間半。

休憩時間になると、菊池さんがサツマイモを差し入れてくれました。

皮を剥いたサツマイモは同じ厚さに切り、乾燥させて干し芋にするんですって。

今回の「おてつたび」の間は毎日8時間労働で、時給は960円です。

「おてつたび」だからできること

仕事の後は、ジンギスカンパーティーが開かれました。

「普通の旅行だったらこういうの絶対ない」と高橋さん。

「おてつたび」だからできていることだといいます。

夜の自由時間は、「おてつたび」の「たび」の部分を満喫。

道の駅の温泉を堪能しました。

1週間の「おてつたび」、3人は大満足だったと話していました。

*みんテレ1月11日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。)

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