谷川氏の議員辞職許可 自民党長崎県連 4月補選「本部と協議」

 額賀福志郎衆院議長は24日、自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反の罪で東京地検特捜部に略式起訴された谷川弥一衆院議員(82)=自民離党、長崎3区、7期目=の辞職を許可した。
 22日に谷川氏から辞職願が提出されていた。公選法の規定により、衆院島根1区補欠選挙と同じ4月28日に補選が行われる見通し。衆院小選挙区定数「10増10減」で、本県の定数は4から3に減るが、新区割りは次期衆院選から適用するため、補選は現行の区割りで実施する。
 既に谷川氏は裏金事件の責任を取る形で自民県連会長を辞任。後任に古賀友一郎参院議員(56)が内定している。補選の候補者擁立について、前田哲也県連幹事長は、現3区が新2区と新3区に事実上解体されることから「(遠くないうちに)選挙区が無くなるという特殊性がある。新会長に相談し、近く党本部と協議したい」としている。

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