ハラミちゃん「仲良く使ってね」 青森・八戸市に電子キーボード2台寄贈

ハラミちゃんが寄贈した電子キーボードを弾く子ども

 音楽を通じた子育てに役立ててもらおうと、ポップスピアニスト・ハラミちゃんが青森県八戸市に電子キーボード2台を寄贈した。今月上旬、同市の子育て支援施設「こどもはっち」と八戸公園三八五こども館に1台ずつ設置され、誰でも利用できる。

 ハラミちゃんは、昨年4月から今月13日まで47都道府県を巡るツアーを実施。訪問先の自治体の幼稚園や保育園などに電子キーボードを寄贈する取り組みを続けてきた。同市も訪問先に選ばれ、昨年12月24日に市公民館でコンサートを開いた。

 寄贈された電子キーボードは、ハラミちゃんが実際に使っているカシオ製の「Casiotone CT-S1」。「みんなで仲良く使ってね」などと書かれたメッセージカードも添えられている。

 こどもはっちでは12日、訪れた多くの子どもたちが楽しそうに音を鳴らしていた。こどもはっちを運営するNPO法人はちのへ未来ネットの平間恵美代表理事は「とてもありがたい支援。たくさんの人に触れてもらいたい」と話した。

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