殺人容疑で母親逮捕 保育園児の兄弟死亡事件

 先月(1月)、宇都宮市の住宅で保育園児の兄弟2人の遺体が見つかった事件で、警察は24日に母親を殺人の疑いで逮捕しました。

 7日、宇都宮市内で4歳の長男の首を絞めて殺害したとして、殺人の疑いで逮捕されたのは宇都宮市上戸祭町のパート従業員の母親(33)です。

 警察の調べに対し容疑者は「私がやったことに間違いない」と容疑を認め、「長男の首を絞めて殺し自殺しようとしたが私だけ死にきれなかった」と話しているということです。

 容疑者は、当時自宅にあった刃物で腹部を刺して自殺を図り病院に搬送されていました。警察は、無理心中を図った可能性があるとみて、母親の回復を待って24日に逮捕しました。

 自宅1階の台所周辺からは、夫に宛てた遺書のような紙が複数枚見つかっていて家族に対する悩みや申し訳ないという主旨の謝罪の言葉があったということです。

 警察は今後、殺害に至った動機や殺害場所のほか、2歳の次男の死亡についても殺人容疑を視野に引き続き調べを進める方針です。

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