【能登半島地震】寒冷地仕様に暖房機能など改修 トイレトレーラーを被災地の石川県に派遣=静岡・富士市

静岡県富士市は1月25日、能登半島地震の被災地を支援しようと寒さが厳しい状況でも使えるように暖房機能などの改修を施したトイレトレーラーを石川県に派遣しました。

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富士市は全国の自治体で初めてトイレトレーラーを導入し、災害時に被災地に派遣する「みんな元気になるトイレネットワーク」の会長を富士市の小長井義正市長が務めています。

能登半島地震が発生した際、富士市のトイレトレーラーは雪が降る寒冷地でも使えるように改修する作業を進めている最中で、作業が完了したことからようやく派遣となりました。

<富士市防災危機管理課 太田智久統括主幹>
「非常に寒いという中で、トイレトレーラーを寒冷地の使用に変更しました。温かい便座とか、部屋そのものも温まるため、トイレで1人になった時に考え事なんかもできるような時間になるのではと思います。それが皆さんの元気に繋がるような『みんな元気になるトイレ』という仕組みが有効に作用すると思ってます」

派遣される富士市の職員3人は1月25~30日までの6日間、石川県珠洲市の避難所でトイレトレーラーを運用しながら、すでに派遣されている自治体の車両のメンテナンスにもあたります。

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