女子大生を集団乱暴、医大生2人に実刑判決 自宅連れ込み、動画で撮影

大津地方裁判所

 大学生の女性に乱暴したとして滋賀医科大生の男3人が逮捕された事件で、強制性交罪に問われたB被告(26)とC被告(28)の判決公判が25日、大津地裁で開かれた。谷口真紀裁判長はB被告に懲役5年(求刑懲役8年)、C被告に懲役2年6月(求刑懲役7年)を言い渡した。

 起訴状によると、C被告はA被告(26)=一審で実刑判決、控訴中=と共謀し、2022年3月15日夜、A被告宅がある大津市内のマンションのエレベーターで、A被告が女子大学生(23)の前に立ちふさがりながら性交に応じるよう要求。大学生をA被告宅に連れ込み、C被告が携帯電話で動画撮影をする中、A被告が大学生に乱暴し、引き続きA被告が動画撮影する中、A被告とB被告が代わる代わる乱暴した、としている。

 公判で両被告は無罪を主張。B被告は「被害者が自分の方から(性行為を)してくれた。同意しているものと思っていた」、C被告は「被害者と性的な行為はしておらず、暴行や脅迫もしていない」としていた。

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