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FX(外国為替証拠金取引)投資を名目に、現金1000万円以上がだまし取られる詐欺事件が発生しました。
被害にあったのは広島県東広島市に住む会社員の男性(40代)です。
警察によりますと、男性は去年10月上旬、スマートフォンで閲覧中のウェブサイト上に「FX投資、株で儲ける」という広告が表示され、その広告をクリックしたところ、株式の勉強をうたうSNSを紹介され、このSNSを通じて男女2人とやりとりをするようになったといいます。
このうち「FX投資の指南役」を名乗る男からは「株が低迷しているときは為替が動きやすいので、FX投資で稼ぎましょう」と勧められ、男性は男の指示通り、スマートフォンにFX投資用アプリをダウンロードしたということです。
そして、男性は去年10月下旬から11月下旬までの間、「FX投資の資金管理役」を名乗る女から「FX投資用口座の開設のため入金が必要です」などと言われ、2回にわたって合わせて約30万円を入金しました。
さらに、男性は「FX投資の指南役」を名乗る男から「仮想通貨トレードは限界なので、原油取引をやりませんか」と言われ約16万円を入金。また、「決済するには追加資金が必要です」「決済資金を用意できなければ違約金が発生します」「違約金が発生しています」「出金するには指導料が必要です」などと言われ8回にわたって約1634万円を入金したということです。
この間、アプリ上では利益が増え続けているように見せかけられていたほか、入金した計11回とも全て異なる口座を指定されたといいます。
男性が入金し、だまし取られた総額は約1680万円。去年11月下旬に詐欺被害にあったと気づき、警察に相談して事件が発覚したということです。
男性は、男女2人とは、メッセージのやりとりをしたのみで面識はないということです。