自民・森山派が解散へ 上野議員「良くない印象強く、解消は理解できる」

上野賢一郎衆院議員

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、最小派閥の森山派(近未来政治研究会、8人)は25日の会合で、解散することを決めた。

 森山派会長の森山裕総務会長は会合後、記者団に「断腸の思いだが、解散という選択が政治の信頼を取り戻し、自民党に国民の信頼を寄せていただくためには大事なことだろう」と述べた。会合には1998年に派閥を創設した山崎拓元副総裁も同席した。

 森山派所属の上野賢一郎衆院議員(滋賀2区)は「派閥は、国民の皆さんから見て良くない印象も強いので、解消は理解できる」とした上で、「初当選からずっと所属してきたので寂しいが、人的なつながりは変わらない。これから政策をどうつくっていくのか考えたい」と語った。

© 株式会社京都新聞社