不同意性交罪容疑の警視正 初公判で起訴内容を否認

売春捜査を装って女性に性的暴行を加えたなどとして起訴されている警視正の男の初公判が開かれ、「ホテルに行ったが性交はしていない」などと起訴内容を否認しました。

「不同意性交」などの罪で起訴されているのは、中国四国管区警察学校の警視正、岩本幸一被告・58歳です。

起訴状によると、岩本被告は2023年9月、広島市中区のホテルで女性に警察官であると名乗り、売春の捜査で警察に連行するなどと告げ「関係を持てば上とかけあって厳重注意にする」などと言って性的暴行を加え、始末書を書かせた疑いです。

25日の初公判で、岩本被告は起訴内容を否認しました。

■影ナレーション

「ホテルに行きましたが、性交はしていません。始末書は書いてもらいましたが、脅迫はしていません」

検察側は冒頭陳述で「被告は、マッチングアプリを使い、無償で性交しようと考えた」などと指摘。犯行後、女性に「パパ活をしました」という旨の

始末書を書かせたと主張しました。

岩本被告は、別の女性にも売春捜査を装って性的暴行を加えたなどとして、

これまでに3度逮捕されています。

次回の公判は3月6日に開かれます。

(2024年1月25日放送)

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