ドラゴンズOB荒木雅博さん 「守備以外やったことはありますか?」 小学生からの素朴な質問に…

1月25日、プロ野球、中日ドラゴンズの黄金時代を支えた荒木雅博さん(46)が一日警察署長を務め、名古屋市中村区の小学校で6年生とSNSの使い方について考えました。児童たちからの質問にも答え、大盛り上がり。

質問タイムの一問一答をお伝えします。

Q.(男子児童)今までで一番記憶に残った試合は?
A.(荒木さん)君たちが生まれる前だけど、ドラゴンズが日本一になった。ことしもたぶん頑張ってくれると思うけどね。その日本一になった時の最後の試合はノーヒットノーランだったって知ってる?ヒットも打たせないし、フォアボールもなかった完全試合だった。その試合が一番心に残っている。YouTubeで見てみて。
(男子児童)わかりました!

Q.(男子児童)荒木選手の現役時代の食生活は?
A.(荒木さん)野球選手は体に気を遣わないといけないから、脂っこい物は食べないようにしていた。夜、試合が終わってから食べるとすぐに寝ないといけないから、その時はちょっと少なめに食べたりしていた。今はどういう食べものが良いとかネットで調べるといっぱい出てくるから、自分たちで調べて、自分の食べたいものと体に良いものを考えながらできるから良い時代だと思う。頑張って調べながらやってみてください。

Q.(女子児童)私はソフトボールをやっています。足が速くなるにはどうしたら良いですか?
A.(荒木さん)毎日走っている?
(女子児童)はい。
(荒木さん)僕は小学校の頃はあんまり速くなくて真ん中くらいだった。中学生になったくらいから速くなった。何でかなって考えたら、小学校5~6年生の頃から何かあれば走るようにした。廊下は走っちゃダメだよ?だけど、走れる場所は歩かずに走るようにした。そうしたら少しずつ速くなる。応援しています。

荒木さん「みんな選手って呼んでくれるのね。きょうは署長なんだけど」

Q.(男子児童)荒木選手がプロ野球時代に守備で意識していたことは何ですか?
A.(荒木さん)皆さんがテストを受けるときに意識することはありますか?
(男子児童)テスト勉強するとか。
(荒木さん)テストも最初は基本的な問題が出る。それと同じように、毎日毎日基本的なところを練習して、試合になったら簡単なボールは全部アウトにすると考えてやっていました。

Q.(女子児童)荒木選手が野球を始めたきっかけは?
A.(荒木さん)もうね…コーチでもないんだけど、みんな選手って呼んでくれるのね。きょうは署長なんだけど。荒木署長が野球を始めたきっかけは、昔は今ほどゲームが沢山あったわけじゃなくて、遊ぶ道具が少なかったから、友だちと集まって野球をやっていた。それがきっかけかな。

Q.(男子児童)荒木署長!
A.(荒木さん)はい、署長です。
Q.(男子児童)荒木署長が野球をやっていてうれしかったことは?
A.(荒木さん)勝つことが一番うれしくて、最近、昔の試合をたまに見たりするんだけど、自分がヘッドスライディングでホームに帰ると、後ろの観客の人たちが総立ちで喜んでくれる。自分がやったことで成果が上がったことに対して、周りの人が喜んでくれるのがとてもうれしかった。自分の喜びであり、周りの人の喜びというのが一番うれしかった。

「荒木選手は守備以外やったことはありますか?」

Q.(女子児童)荒木選手は守備以外やったことはありますか?
A.(荒木さん)打ったことも盗塁したこともありますよ。僕はサッカーも好きだし、体を動かすことが好きで、スポーツは何でも好きです。

Q.(男子児童)荒木署長はコーチとして何を気をつけていましたか?
A.(荒木さん)最近の選手はYouTubeを見て自分で勉強する。YouTubeに上がっている動画はちょっと難しいプレーをみんなしていて、それをまねしようとする。YouTubeで出ている人たちもそこにいくまでは、絶対基本的な練習をしていただろうなというのが僕たちにはわかるから、実は基本的なことが大事なんだよとずーっと選手たちには話をしていました。だから基本的なことをやってください。

Q.(男子児童)荒木選手がピッチャーで一番打ちにくかったのは?
A.(荒木さん)ダルビッシュ!! 初回1打席目で打ったら、次は絶対打たせない。

Q.(男子児童)荒木署長は現役時代、どんな練習をしていましたか?
A.(荒木さん)2月になったらプロ野球はキャンプが始まる。キャンプはバットをひたすら振りまくる、ゴロをひたすら取りまくる。時間をかけて沢山の数をこなしていくんだけど、シーズンに入ると143試合やらないといけないから、毎日そんな練習をやっていたら疲れちゃう。だから、2~3月にしっかりとした練習をやって体力をつけて、シーズン中はみんなができるようなことを繰り返し繰り返し、簡単なことなんだけど飽きずに毎日繰り返しやっていました。
(男子児童)ありがとうございました!
(荒木さん)どういたしまして!

最後は児童に向けて、SNSを安全に使ってほしいと強く訴えました。

(中村警察署一日警察署長・荒木雅博さん)
「たくさんの質問を頂きまして、ありがとうございました。これだけ質問が来るとおじさんもうれしいです。きょうはSNSに関してのお話だったと思いますが、SNSはめちゃくちゃ便利なものです。だから使っていかない手はないと思う。だけど、危ないことになってしまうこともあると必ず頭の中に入れておいてください。それをわかったうえで使っていけたら、君たちの勉強にしてもスポーツにしても、レベルが上がっていくヒントは結構あります。それは間違いないです。間違いないので、何回も言いますが、危ないものだってこともしっかりと頭に入れて、残りの小学校生活を楽しんで過ごしてください。きょうはありがとうございました」

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