今シーズン一番の強い寒気の影響で日本海側を中心に大雪になっている所があるが、その峠は越えつつある。きょう26日(金)も北陸や北日本の日本海側を中心に雪が続くが、ここ数日に比べると、弱まる所が多くなりそうだ。ただ、強い風は続く見込みで、東日本や北日本を中心に強風や高波に注意が必要となる。また、晴れる所でも冷たい北よりの風が吹くため、きょうも万全な防寒対策が必要だ。
雪弱まっても風は強い
午前5時現在、北陸や北日本の日本海側を中心に雪雲がかかっており、日中も断続的に雪となりそうだ。ただ、徐々に降り方は弱まる傾向で、範囲もやや狭まる見込み。ただ、依然として風は強いため、ふぶきになる所がありそうだ。また、沿岸部では波が高くなるため、船舶などは高波に注意が必要となる。また、雪が多く積もっている所では、なだれや落雪、被災地では積雪の重みによる家屋の倒壊にも注意が必要だ。
晴れても風冷え
太平洋側は、関東ではよく晴れて空気の乾燥が続きそうだ。その他はやや雲の広がる所もあるが、降水確率は低く、大きな崩れはない見込み。日中の最高気温は西日本ではきのうより高い所が多く、寒さはいくぶん和らぎそうだ。ただ、東日本や北日本の気温はきのうとあまり変わらず、北よりの風が強く吹くため、風冷えの一日となる見込み。晴れる所でもしっかり着込んで出かけた方が良さそうだ。
（気象予報士・多胡安那）
