「日本を避けるつもりなどなかった」土壇場被弾でドローの韓国、日本戦回避の見解にクリンスマン監督が反論「1位を目指していた」

土壇場に追いつかれたクリンスマン監督[写真:Getty Images]

韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督が、マレーシア代表選を振り返り、ラウンド16での日韓対決の回避を否定した。韓国『聯合ニュース』が伝えた。
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25日、アジアカップ2023で韓国はマレーシアと対戦した。グループステージ最終節。韓国はすでに突破が決まり、ラウンド16の相手が決まる順位が大事となった。

2位で迎えた中、1位で終えれば日本代表との戦いがラウンド16で実現する中、試合は韓国がチョン・ウヨンのゴールで先制。しかし、後半に入り連続失点で逆転を許してしまう。

2位で終われば日本との対戦は無くなる中、83分にはイ・ガンインの華麗なFKがオウンゴールを生み出し同点とすると、後半アディショナルタイムにはソン・フンミンのゴールで逆転に成功する。

同時間帯に行われていたヨルダン代表vsバーレーン代表がバーレーンの勝利に終わり、このままいけば日韓対決の実現というところだったが、105分にマレーシアが奇跡の同点ゴール。結局3-3で終わり、韓国は2位通過が決定。日韓対決はなくなり、サウジアラビア代表とのラウンド16が決まった。

試合後、マレーシアとの戦いを振り返ったクリンスマン監督は「両チーム合わせて6ゴールが生まれたかなり緊迫感のあるゲームだった」と語り、「怒りを覚え不満な場面もある。相手のPKでの得点時、その状況はPKではないと感じた。相手がファウルをした流れで得点が認められたことも残念だ」と、主審の判定のいくつかに不満を露わにした。

また、最後に追いつかれた場面はパスミスからであり、日本との対戦を避けたという見方もされているが、「全くそんな計画はなかった」とクリンスマン監督は回答。1位を目指し、勝利だけを目指したとした。

「戦う前に無条件でグループ1位となり、勝利して次のラウンドへ行こうと話した。選手たちは良くやってくれ、多くのチャンスを作った」

「目標は勝利することであり、グループ1位を目指した。日本を避けるつもりなどなかった」

なんにせよこの先は負ければ終わりの戦い。グループステージ3試合では6失点を喫しており、守備の脆弱性が問われている。

クリンスマン監督は修正を口にしながらも、「勝つしかない」と言及。ケガ人も復帰し、出場停止もなかったことをポジティブに捉えた。

「守備は補完しなければならないという考えをたくさんする。真剣に分析し、対話して共有する」

「今大会に簡単なチームはなかった。グループリーグも簡単なチームはなく、リスペクトしなければいけないと感じる。優勝するためには、どんな相手にも勝たなければいけない」

「ケガをしていたファン・ヒチャン、キム・ジンスが復帰できたこと。警告のためにラウンド16の出場が難しいかもしれないという心配もあったが、累積警告がなかったことは良かった」

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