県下一周駅伝 きょう号砲 42区間の407.3キロ 11チームが最後の熱走!

優勝旗を返還する大村・東彼の松尾(瓊浦高)=長崎新聞文化ホール

 第70回郡市対抗県下一周駅伝大会は26日午前9時半、長崎市茂里町の長崎新聞社前をスタートし、28日まで3日間にわたるレースが幕を開ける。各郡市代表の11チーム、約380人がエントリー。小学生から壮年まで各世代が42区間407.3キロのコースでたすきをつなぐ。4年ぶりの開催で、長崎新聞社の主催としては最後の大会となる。
 25日は長崎新聞文化ホールで開会式があり、長崎新聞社の徳永英彦社長があいさつ。終了の理由に安全や運営面の課題を挙げて「誠に残念だが、本県長距離界の発展に資するとの目的を一定達成したと判断して幕を下ろす」と説明した。
 続いて、浦真樹副知事が「昭和、平成、令和とたすきをつないできた関係者に改めて敬意を表する」と祝辞を述べ、鈴木史朗長崎市長は「栄冠と記録更新を目指した力走を期待したい」と激励。第69回大会を制した大村・東彼の松尾岳(瓊浦高)が優勝旗を返還した。最後に壱岐の川谷勇貴(メモリード)が「最後の1秒まで諦めず、有終の美を飾る」と選手宣誓した。
 第1日は26日、長崎市、西彼時津町、西海市、佐世保市などを通って松浦市にゴールする11区間126.4キロのコースで競う。

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